桐谷美玲、ヒロイン失格で松崎はとりがはまり役!はとりの彼氏は?
桐谷美玲主演ヒロイン失格!公開
2015年9月19日から絶賛公開中。
◼︎レビュー
少女漫画の実写版。幾つになっても高校生役がはまる、女優桐谷美玲が主演。
『君に届け』から約5年。
主役の松崎はとりを演じます。
しっかり、ロマコミの主演女優の風格です。
幼馴染の利太が大好きなはとりは、高校生になっても進展無し。
しかし、利太に新しい彼女安達美帆の存在が発覚。
妄想恋愛から抜け出すだめ、四苦八苦する王道、少女漫画のストーリーです。
物語はここから。
学校イチのモテ男弘光廣祐が、はとりに言いよりはじめる。
可愛い女の子は、絶対誰かが見ている!!少女神話全開です!
少女漫画ならではの自称ヒロインの暴走振りを、実写版で女優桐谷美玲主演で実現!
本当に好きな男の子に彼女が出来たら、少女漫画ではすでにヒロインではありません!
次は、容姿端麗の男の子の登場が不可欠です。
さて、少女漫画の鉄則は、現実恋愛のストレス苦からの解消や、違った男性の登場が多くあります。特に、強引な自分本位の願望への満足感がポイントとなります。
日本の少女向け漫画の魅力
日本や韓国、中国などでは日本の少女漫画は一般女子に人気ですが、ヨーロッパではオタクなんて言われる方々が夢中で少女漫画の愛盛んではありません。
海外からみると、日本女性は、一生懸命な恋愛話が好きだと言います。
さて背景に何があるのか?
性別やジェンダーについて自由に発想する機会を、両親や社会責任としてすすめる近代国家が多い中、日本はまだまだ乗り気ではないんだとか。
子供時分から、生まれた性別で振り分けてしまう傾向が根強くあるそうです。
それでも情報社会の今、体制が不十分な段階で、海外のトレンドも日本マーケットとは反して流れてきます。
周りを気にするタイプが支流の日本人。
生きる事につかれると、性別を問わず漫画の主人公に感情移入する事で、社会やコミュニティでのストレスや近代社会の責任の重圧から逃れる傾向があるそうです。
難しい事はさておき、日本や韓国、中国で人気の恋愛願望に程よくマッチする少女漫画の鉄則は不滅です!
①毎日頑張るけど、目立つと周りから白い目で見られる!
②現実は一時横におき、好きな男の子に対し傷付かずに、少女漫画の妄想満開のストーリーで一喜一憂して安全に疑似恋愛を楽しみたい!
③編集者によって読書に人気が出る工夫や流行りが比較的取り入れられており、いつも主役気分が味わえる
④男の子ワガママをいつも無理に聞いてしまっていたり、嫌われたく無いから我慢している鬱憤はらし
⑤周囲で流行っていて人気があれば、得意げな虚栄心もフル充電で満足感有
⑥真剣な悩みを皆が持っている気が直に感じられる安心感と、ストーリーへの同調による満足感
⑦紆余曲折、モテる男の子と必ず付き合える!ザ・彼女の椅子が我が物に出来るお得感
以上、少女漫画必須7箇条も見事にクリアする、人気漫画ヒロイン失格!
女子だけでなく、最近の、男子少女漫画読書健在にもピッタリ!
可愛い女の子大好きな女の子も、男の子も楽しめる映画です。
身体的に女子は、10代の青春期から、男の子よりも胸キュンの心にたまる刺激や感覚が必須なんです。
見事な原作が、映画となり、皆が楽しめる作品となっています。
ヒロイン失格のキャスト
・松崎はとり役・・・桐谷美玲
・寺坂利太役 ・・・山崎賢人
・弘光廣祐役 ・・・坂口健太郎
・中島杏子役 ・・・福田彩乃
・安達美帆役 ・・・我妻美輪子
・恵美役 ・・・高橋メアリージュン
・利太の母役 ・・・濱田マリ
・学食のオヤジ・・・竹内力
-特別出演-
中尾彬・柳沢慎吾・六角精児
◼︎作品
監督・・・英勉
原作・・・幸田もも子『ヒロイン失格』-集英社マーガレットコミックス刊-
脚本・・・吉田英里香
音楽・・・横山克
主題歌・・・西野カナ『トリセツ』
ヒロイン失格のストーリー
主人公のはとりは、母が男と駆け落ちしたと、いじめられている利太を助けた事がきっかけで、利太のヒロインと勘違いしてしまった。
高校生になっても、利太に好きだと伝える事も出来ず、友達の杏子には呆れられていたそんな矢先。利太がいじめられている真面目な美帆を助けた事をきっかけに付き合いはじめる。
利太が他の女の子と付き合っても、常に今カノさえ脇役と、妄想恋愛ヒロイン意識が染み付いているはとり。
ちょっとチャラい廣佑の存在で、利太がはとりを1人の女の子として、気になりなりはじめる。
幼馴染のハードル。
チャラい廣佑は、逆にどんどん素敵に成長してゆく。
やっとリアルな恋愛を経験し、女の子の好かれる幸せを知るはとり。
皆が少しづつ成長してゆく。
本当に好きなのは誰か?
恋に恋したり、憧れたり。
また、恋を軽視したりしてしまう切ない思春期。
誰か本当に傷付く事を恐れるのは、自分が傷付いた後?
それを乗り越えた時にこそナチュラルな自我や欲望が正直に動き出します。
沢山の楽しい時間。
だけど本当に好きな気持ちは、うわべだけの欲求の満足感と違う事を知り始める。
本当に好きな人は誰か?
本当は誰に好きだと伝えたいか?
恋模様。
いっぱいある好きから、徐々に自分と向き合う事となる。
人気少女漫画ですか『ヒロイン失格』のエンディングは知ってても、必ず胸がキュンキュンするはずです。
◼︎キャラ・・・松崎はとり
・5年間幼馴染の利太一筋
・好きな人には真っ直ぐアタック
・好きな人は奪えるなら奪いたい腹黒い一面有
・利太の今カノは脇役で主人公は自分と信じて疑わない
・利太のヒロインは自分と認識
・新しい彼女の安達の事を脇役と思っている
◼︎キャラ・・・寺坂利太
・はとりの幼馴染
・陸上部のイケメンモテ男
・いい加減な恋愛派
・あまり笑わずクール
・母は若い男と蒸発した身の上
・誰にも本気になれない
◼︎キャラ・・・弘光廣祐
・バスケ部所属
・モテ男
・かなりチャラい
・遊びで面白がってはとりと付き合う
ヒロイン失格の見所
漫画原作のヒロインはとりは、なんと桐谷美玲さんだとか。
コミカルな内容が人気の『ヒロイン失格』。
変顔やイキナリ坊主頭など完璧に実写化された映画です。
当初、『この子は絶対ないな』などと利太カノ安達の存在を軽視していたが、安達の利太への思いで、はとりは、落ち着きをなくす。
母の蒸発で利太は、サラリとしか恋愛出来なくなっていた。付き合い一週間とか、訳なく別れられる関係。
利太は、成長が必要だった。
しかし、安達と付き合う事で少しづつ変化してゆく。
バスケ部のチャラい廣佑は、安達と利太、はとりの関係に興味を持つ。
しかし、廣佑は、はとりと付き合う事で、はとりを大切に思う気持ちが芽生える。
他の女の子では、本気になれなかった廣佑はついに、はとりが好きなってゆく。
はとりは、そんな廣佑をいつしか『王子様・・・』と勘違いしている事に気づく。
逆に利太は、安達と付き合いながらも、はとりが気になり、クールな利太がついに、廣佑にちょっかいをかけはじめる。
イケメン二人の男の子の間で揺れるはとりは、まさにヒロイン。
はとりは、廣佑に好かれる事にも幸せを感じる。しかし、利太を思う気持ちはかえってはっきりしてゆく。
はとりは、廣佑とは付き合えないと気付く。
はとりは、ついに、利太に気持ちを伝える。
利太は戸惑い、はとりをつきはなす。
はとりが好きな利太の笑顔が離れてゆく。
はとりは傷つきながらも、前向きに頑張る。
廣佑の優しさと真剣さ。
突如、利太は、廣佑がはとりに対し傷付けないか心配になる。そして、自分ははとりが好きな事を知る。
安達は、利太が他に好きな人ができる事で別れる。
しかし、安達はその後、数々の男と遊びはじめ、暴力も受ける。安達はどこか利太を振り切れずにいる。
そんな安達に対し、利太は別れた後、はとりを思いながらも安達をほって置けない。
利太は安達に、幸せになって欲しくて、悪い虫を払い、安達が幸せになるまで見守る。
こんな堂々巡り。
なのに面白い!
それが『ヒロイン失格』です。
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