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「27時間テレビ」に見る「テレビの危機」の本質とは何か?

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フジテレビの夏のお祭り「27時間テレビ」を見た。けっこうしっかり見た。
今年の「27時間テレビ」は、「テレビの危機」が叫ばれている中、今こそ本気を見せて、テレビの魅力を伝えよう!
という事で、総合司会のナインティナイン率いる【めちゃ×2イケてるッ!】のレギュラーメンバーが、さまざまな企画に「本気」でチャレンジするといった内容だった。

 
さて、そんな今年の27時間テレビの平均視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、SMAPが総合司会を務めた昨年の13.1%に届かなかった。
結果だけを見れば、本気で取り組んだのに、フジの「27時間テレビ」は視聴率を下げた。という事である。

 

 

○テレビは視聴率が全てではない?


 

私はこういう仕事をしている事もあり「最近、テレビが面白くなくなった」という世間の意見をそのまま採用するわけではない。

 

 
私は、テレビは、面白い。と思っている。(いや「面白いテレビ番組もある」と言ったほうが正しいのだろうか)
また「視聴率が低い」からと言ってもその番組が「全く面白くない」わけではないとも思うのだ。

 

 

昔と比べて、テレビの他にもインターネットとか携帯とか娯楽が増えた。
テレビを録画しながら追っかけ再生で見る。という様にテレビの視聴習慣も大きく変化した。
(この「27時間テレビ」はまさにCMカットして「追っかけ再生」で見るにふさわしいタイプの番組だとも思うのだ)
以上の事もあり、全体的にテレビの視聴率自体が下がってきていることは確かだ。

 

 

だが、この様なテレビを取り巻く環境が劇的に変化したのは、この1年で起こったわけではない。
本気でやったのに、フジテレビの「27時間テレビ」はなぜ去年よりも「視聴率を下げた」のだろうか?
それは単純に去年の総合司会がSMAPで、今年の総合司会がナインティナインと中居くんの違いが一番大きいだろうが、それだけではないとも思うのだ。

 

 

 

○「テレビの危機…」とことさら言われる事に対しての違和感


 

この27時間テレビの中でナインティナインの岡村さんはよく「テレビの危機」「テレビの危機」と繰り返し言っていた。

 

 

「テレビは面白い」と思って見ている視聴者からすれば「テレビの危機」と岡村さんにこんなに言われたら、
「私が面白いと思って見ているテレビは、そんなに世間ではつまらないといわれているの?」と思うことだろう。
そんな視聴者の声を代弁しているのかどうか分からないが「何が危機やねん?」と笑福亭鶴瓶さんは言っていた。
ただし、もの凄く酔っ払いながら、だが。

 

 

 
また、番組内で「テレビについて思っている事をプレゼンする」というコーナーがあった。
「コンプライアンスが叫ばれて、バラエティでできる事がだんだん狭まってきた…」という意見に対しては、
「演出とやらせの区別もつかない様な局の番組でそれを叫ばれてもw」というネットからの意見が多数あった。

 

 

オアシズの光浦さんの後に、間が悪く臨時ニュースが入ったりもした。
その為、時間の都合で「言いたい事を全て言えなかった」と彼女が不満を漏らすと、
それに対し「臨時ニュースなんだから仕方ないだろ、思い上がるな」という意見もあった。

 

 

 
そんなコーナーのシメをホンキーマンJr.(寺田心)に言わせたという演出にも疑問が多く寄せられていた。
(ただし、そのスピーチ自体は多くの視聴者の心を打ち、私も感動したのだが)

 

 


ただ、多くの世間の意見としては「フジテレビの危機」を「テレビの危機」と一般化するな、というものだろう。
中々手厳しいが「テレビの危機」に対して本気でとりくみます!という番組で、危機感を欠いた場面が数多く見受けられた事も確かだ。
(その多くは、出演者ではなく、スタッフだったと思うのだが)

 

 

○なんでこんなコトやったの?


 

今回の27時間テレビの企画自体についていろいろと賛否の声が挙がっている。

 

 

 

超深夜の時間帯のコーナーでした車を壊すくだりについては、
「昔、明石家さんまさんの車が壊された時はお腹を抱えて笑えたのに…、何でこんなに笑えないのだろう」
という2000万円の愛車のフロントガラスを自分の相方によって壊された平成ノブシコブシの吉村さんが聞いたら、泣くに泣けない意見もあった。

 

 

「バンジージャンプのギネス記録に挑戦」という企画で、挑戦した芸人さんが脳しんとう状態になった為にわずか10回で挑戦中止。
この挑戦をした、たんぽぽの白鳥さんを責めるよりは「こんなのは企画段階でわかりそうなものだ」という声が大きい様だ。

 

 

 

「本当に完走したのか?」という疑惑もある「大久保さんの88キロマラソン」についてであるが、
私などは、チャリティの方の24時間テレビでさえも「そもそもなぜ走るの?」と思っているたちなので、人より感動は少ない。
前回ナイナイが総合司会をした時は、矢部さんが100キロマラソンを完走したのだが…今回は、大久保さんだ。

 

 

そういう事は差し引いても、そもそもこの企画と岡村さんのダンス、どちらが感動するのだろう?
どっちが番組のラストに持っていくのにふさわしい企画なのか、という事は作り手として考えてもよさそうだと思うのだ。
これは、やらせではなく、演出として。

 

 
私は、岡村さんのダンからすぐにエンディングに移ってくれた方が、盛り上がったままテレビを消せる。
まぁこれはあくまでも、1視聴者の私の意見でしかないのだけれど。

 

○テレビの真の危機というのは、何か。


 

誤解して欲しくないのだが、この記事は「今年のフジの27時間テレビのココが面白くなかった」という事をあげつらう事が目的ではない。

 

 

 
それによって浮かび上がってきた「テレビの危機は何か」という事を考えるという事だ。

27時間テレビで、私が面白い所と感じたところも数多くあった。

 

 

「途中休憩しすぎ」「去年の中居くんよりひどい」という意見もあったが、私は岡村さんのダンスには感動した。
40代半ばであのダンスの連続。しかも徹夜状態で、だ。

 

 

 

ああ、オカザイル…、懐かしい…。モー娘OGも懐かしい。おっ、ライオンキングのハイエナダンス…も懐かしい。
AKBの岡レモン姿…懐かしい&可愛いな。おおおお、天素メンバー…も懐かしい…。さっきテツ&トモも出てたし、懐かしいなぁ。

 

 

…ん?
ああ、私は気付いてしまった。「一番面白かった」「一番感動した」と言われているこのコーナーでさえ、
今まで岡村さんがやってきたことの「集大成」である事に。(これは決して「寄せ集め」ではない)
だが、「懐かしさ」や「感動」はあるが「目新しさ」は少ないのではないだろうか?

 

 

冒頭の「SMAPメンバーとめちゃイケメンバーの水泳大会」は去年もやった。
結果、私は面白かったが、これは来年もやるのだろうか?「毎年恒例」にするのだろうか?
そういえば、私が「面白い」と思った、深夜の明石家さんまさんの「ラブメイト10」も「毎年恒例」だ。

 

 

30代後半の男性である私が「面白い」と思う番組と10代、20代の視聴者が「面白い」と思う番組は違うはずだ。
10代、20代の視聴者が「面白い」と思うバラエティー番組がフジテレビには少ない。という事はないだろうか?

 

 

 

 

 

 

いや、そういう番組を私が知らないだけかも知らない。
だが、少なくともそういう番組の出演者がフジの27時間テレビの総合司会をやっていない事は確かだ。
ナイナイもこれで3度目の総合司会。今回行われた企画も含め「目新しさ」からは程遠い印象だった。

 

 

様は出る側も、作り手も世代交代が進んでいないのだ。

 

 
この事が、フジテレビのみならず、テレビ界の危機の本質ではないだろうか?と思うのだが、いかがだろうか。

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